PS289
プロコンBOY WAプラチナ0.3 Ver.2 ダブルアクションを使用しています。
先日のこと
塗装中にエアブラシの異変に気づきました。
パーツを塗装する前にエアブラシのエアーでパーツ表面のゴミを飛ばしていました。
改めて気づきましたが、これができるのは、ダブルアクションならではなんですよね。
シングルアクションだとカップ内の塗料が出てきてしまい、エアーのみをパーツに当てるということは不可能で、埃や削りカスなどの塗面に付けたくないものを取り去る作業ができません。
いつも通りその作業をしていたところ、なにやらパーツに粒々が…
これ塗料じゃん!
慌てて作業を中断しましたね。
よく見ると押しボタン(レバー)を支えるボタン押しというパーツがボタンを押さえてない。
これニードル下がってるじゃん
ということで、ニードルを付け直して再度確認するも直らず。
実は以前にも同じような症状があったのですが、その時はカップ内のニードル出入り口部分で塗料が固まって、きつくなっていました。
なのでとりあえずエアブラシを洗浄する事にしました。
洗浄中に新たに気づいた事がありました。
カップ内のうがい時にレバーを引かなくても空気の逆流が起きてる!
これはまずい…
つまりこれは、ニードルを引いてないのに、ノズル部分に隙間ができているという事。
本来はニードルの先がノズルを塞いでいるので、ボタンを押しただけでは、
ブクブクとうがいはできないはず。
でも、できてしまう。
これじゃもうシングルアクションですよね。
原因として考えられる事
症状から原因を考えてみます。
- ニードルが曲がっている
- ニードルが細くなった?
- ノズルの口径が広がってしまった
まぁ症状から考えるにノズルかニードルに原因があると思います。
正直ノズルよりもニードルが怪しい。
ノズルの口径が広くなっても、ニードルを奥に押し込めば塞がるはずなので、ニードルが削れているとか何らかの形で欠損しているのかと。
そう考えると、ノズルの先端が歪んでいるというのも有り得ますよね。
新しく部品を注文しないといけないかも。
パーツの寿命でしょうか。
とりあえずは他のエアブラシで作業をすればいいので、
特に塗装ができないとかではないのですが
一番使い慣れていたものだったのでショックも大きく…
今できることをやってみる。
再度メンテナンス
・全分解 洗浄
・グリス塗布
・ノズル締め直し
全分解 洗浄
パッキンを痛めたくないので、ボチャ漬けはしないですが
- ノズル
- ノズルカバー
- ニードルカバー
- ニードル
- 押しボタン
- ボタン押し/ニードルチャック
- スプリング
- スプリングカバー
を溶剤で改めて洗浄
グリスを塗布
- 押しボタンのピン
- ボタン押しのシャフト部分
ノズル締め直し
ノズルは専用の工具で取り外せますが、力の入れ具合に気をつけないと
簡単にねじ切れてしまいます。
とりあえずこの状態で再度うがいをして、逆流の症状を確認
溶剤のみの状態
→プク……プク…といった感じ
ノズルから溶剤だけ垂れ流しといったこともない。
塗料を入れた状態
こちらも上記同様、とくに異常はない。
しばらく使用した状態
2時間くらいシャドーを吹いていたが、特に異常はなく作業を終了した。
これは何だかわかりませんが、直りましたね。
作業終了後の洗浄時
部品の洗浄が終わりニードルを取り付けて、最後のうがい。
…プクプクと、作業開始時よりも頻度が高くなった。
ここで試してみたこと
ニードルを回転させて付け直した。
-
→開始と同じくらいのプクプク感になったので一安心
結論
やっぱりニードルは交換した方が良さそう
ニードルなんて洗浄の時くらいしか外さないので、その度にうがいで確認すれば、今のままでも使用できるレベルの故障だとは思いますが、エア圧によってはそれも考えものなので、とりあえずニードルだけでも注文しておく事にします。
エア圧が強いとその僅かな隙間から、塗料がビチビチと飛び散ってしまいます。
今回の私の事例のように、エアブラシのレバーを倒していないのに、
塗料が出てしまう場合はニードルかノズル部分の不具合を疑った方が良いと思います。
だらだらな文章ですが、参考になればと。