ウォーグレイモン完成
3月にHGブグを完成させましたが、3月中にもう一体完成品を増やしたくて、捻出できる時間内で出来るものを作ろうと思いました。
ウォーグレイモンを選んだ理由は
ずっと素組みのまま飾ってあったのと、
塗装してみたいカラーリングを思いついたからです。
といっても、時間的に余裕はなかったので、
いろんなことを決めなくて済む方法を取りたかった感じですが、
何年も前に調合した塗料がいまだに余っていたので、
それを使用して何かできないかと思っていたところ
ウォーグレイモンなら、
彩度のバランスはそのままに色相だけ変更したような塗装ができそうで
またそれが似合っていると思ったので、実行する事に。
【作品コンセプト】
・ゲート処理のみ
・スミ入れや筋彫りはしない。でもかっこよく
・気軽に塗装を楽しみたい
・表面処理なし
・洗浄なし
・余っている塗料を使用
【製作時間】
製作時間 27h3m
作業日数 9日
製作期間 10日間
1日あたりの作業平均 3h
分解時にアクシデント!
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_1900-scaled.jpg)
腕のボール部分がきつくて、外す際にねじ切れてしまいました。
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_1905-scaled.jpg)
仕方がないので、補強しました。
手持ちのボールジョイントにランナーから軸を削り出して接着しました。
接着している面積が狭いので、不安は残りますが、非可動の予定なので
あとは、可動部分を緩めるなどしてすっぽ抜けを防止しました。
完成画像
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2058.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2060-scaled.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2062.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2061.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2065.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2063-scaled.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2053-scaled.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2054.jpg)
比較画像
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/ウォーグレイモン 比較2-scaled.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/ウォーグレイモン 比較3-scaled.jpg)
塗装時のポイント
・可動させないので、関節は付けたまま行う
・時間節約のためサフレス
・スミ入れ(スジボリ)や合わせ目消しなどの工作を省略する代わりにグラデーション
・筋肉部分などの形状の緩い部分にはシャドーを入れる
・全体的に雑さが残っても塗装をしたというインパクトを狙う
・光沢とつや消し具合で質感に差を出す
各色塗装内容
黄色いパーツ→ラベンダー
ラベンダーカラーになるパーツは、下地にパープルを使用して
その上にラベンダーカラーでグデーションをかけています。
オレンジのパーツ→パープル
パープルにするパーツは生身の部分なので、筋肉の質感がわかるようにシャドーを入れます。
シャドーに使用した塗料はこちら▼
比率としては以下を7:2:1くらいで混ぜました
・クリアー
・ブラック
・クリアーパープル
赤いパーツ→濃紺
髪などの元々が赤いパーツは全体的に寒色系の塗装になりそうなので
これも余っていた塗料から、ブルー系のものを選択して塗装しました。
その他メタリック系の塗装
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2011-scaled.jpg)
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2013-scaled.jpg)
元々のシルバー部分はアイスシルバーを塗装して寒色系で統一感を出し
暗いメタリックには、グラファイトブラックを塗装
→これは成形色とほとんど変わらないので、プラモキットと同様のカラーリングで塗装する場合にもおすすめ。
目の塗装
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_2019-scaled.jpg)
目の部分は筆塗りで表現しました。
デジモンの目の感じが表現できるようにイラストも参考にしました。
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/ウォーグレイモン 目の塗装-scaled.jpg)
1.まずは、白目を塗装。あとで、修正するのでこの段階でははみ出しなどは気にしない
2.次にカラーの部分 修正できるが丸を意識して中心から塗っていくと整えやすい
3.黒目の部分の塗装 これも中心から小さい丸になるように色を乗せていく
4.目の光の部分 ここはもうツンツンと小さく綺麗な丸ができた時点でやめる
5.最後に白目の外側を黒で塗りつぶします
タミヤのエナメルは上記項目の4と5の作業で使用しています。
![](https://mitatami.com/wp-content/uploads/2021/04/ウォーグレイモン 比較1-scaled.jpg)
完成画像を見てわかると思うのですが、目のカラーを後から変更しています。
はじめは、寒色系で目のカラーも統一しようとブルーを選択したのですが、完成してから
馴染みすぎて、気に入らないと思い
黄色に塗り直しました。
目が黄色いだけで、表情が引き締まった気がします。
終わりに
デジモンなどのキャラクタープラモなど、特に生身の部分があるようなキットは
合わせ目消しの作業などをするとより完成度が増します。
ガンダムなどメカ系のキャラクターでは
合わせ目を段落ちモールドなどに変更するなど、必ずしも合わせ目を消すのが完成度につながるわけではありません。
合わせ目消しに伴って、後ハメ加工をする必要がある箇所がいくつかありますが
このキットの場合、楽な箇所もありますが難易度の硬い箇所もあり、全てを行うと時間もかかりますし、工作も大変です。
今回は特に工作類をしていませんが(破損の補修以外)
合わせ目は気になるでしょうか。
個人的には、足の合わせ目が一番目立っていると思います。
全部ではなくても、「気になる部分だけ処理する」というのもありだと思います。
先日発売したムゲンドラモンも塗装したいと思っていますが
カラーリングをどうしようか悩み中
メタリック系の塗装でも良いのですが、何か面白みを加えたいところ。
また少しずつですが完成品を増やしていきます。
ではでは。